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No.6 高齢者の異常行動と妄想

種智院大学教授 小澤 勲

1.人権を守るということ

 高齢者の心のゆらぎは、子どもも同じことなのですが、言葉よりむしろ行動として表現されることが多いといえます。うろうろ歩き回る、イライラして突っかかってくる、傍に人がいないと不安がり家族を離さない、失禁する、便いじり、不要と思われる物を集める、食べられないものを口に入れる、食べ過ぎる、寝てばかりいる…です。

 これらの行動の裏に、さまざまな心の病いが隠されていることがあります。そのいくつかについてお話ししましょう。病いの違いによって対応が異なることもあるからです。その際、不可解な行動が妄想に基づいている例に焦点を絞ることにしましょう。このような場合には、対応に難渋することが多いからです。


2.若年期幻覚妄想状態

1.高齢者は心のゆらぎを行動として表現する
2.若年期幻覚妄想状態
3.うつ病を基盤にした妄想
4.痴呆性老人の妄想
5.高齢者の脆弱性
6.老いるということ

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