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すてっぷ産業医事務所所長 長井聡里 1.はじめに私は医師としてのスタートを産婦人科医として臨床経験を培った後、母校の産業医科大学の使命に沿い、大企業の専属産業医として、また近年は中小企業の嘱託産業医としても働く人々の健康管理に従事しています。そのため、女性労働者の健康管理には少なからず思い入れもあり、また時代背景から企業におけるメンタルヘルス対策や過重労働対策にも力を入れてきたこともあって、今回、執筆の機会を与えていただいたことと思います。 平成10年および11年の男女雇用機会均等法の改正により、企業において母性健康管理が義務化され、時間外労働・休日労働・深夜業の規制が撤廃されて、様々な雇用分野において女性の活躍が見られるようになってきました。この約10年間の歩みは、女性の働きやすさに対してどのような課題を見出してきたでしょうか。それにより働く女性のメンタルヘルスはどのようなことに留意していけばよいのかをお話ししてみます。 1.はじめに |
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