| 元 都立中部総合性新保険福祉センター |
長尾佳子 |
| 高齢者精神医療相談担当 精神科医師 |
4.高齢者支援の相談窓口
本人への支援や対応を検討する過程で、支障となる種々の困難が浮き彫りになることも多いものです。こういう場合に専門的な助言や方針決定への示唆を求める機能が「相談」です。介護相談、医療相談、その他機能別の専門相談がありますが、実際上はこれらを包括する総合相談機能が理想的です。医療、福祉、生活面に立脚して、個人としてのお年寄りの暮らし方を心身の両面から、家族や地域も含めた生活の側面から、もっとも現実に相応した形で対応や処遇を導き出すことが重要だからです。
特に、在宅、施設内を問わず、地域で暮らしている精神科的な問題を抱えるケースに関しては、老年精神科専門医がこの任に当たるべきでしょう。保健所の事業としての「専門相談」、老年精神科を標榜する医療機関、専門医の関与する施設に相談窓口があれば、積極的に利用してください。
また、痴呆に関しての、「痴呆介護相談」などは家族の会や介護経験者で組織するヴォランティア・グループなどによって、電話相談などの相談活動を展開する地域が増えていますから、利用することをお薦めします。
5.医療機関への受診
1.はじめに
2.高齢者との関わりと生活面での配慮
3.福祉サービスの活用
4.高齢者支援の相談窓口
5.医療機関への受診
6.リハビリテーション
7.おわりに