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No.7 青年期のひきこもりと家族

山梨県立精神保健福祉センター・山梨県中央児童相談所 近藤直司


1.はじめに

 近年、わが国では自宅や自室にひきこもり、社会活動に参加できない若者が増えていると言われています。ニートと呼ばれる問題も含めて、私たちは若者の自立やその支援のあり方について、本格的に考え直さなければならない時期を迎えているのかもしれません。

本稿では、「対人関係を回避し、孤立している状態、あるいは社会生活の範囲が著しく限定されている状態」を「社会的ひきこもり」と呼び、家族やインターネット上の交流だけが保たれているものなども含めて考えることとします。以下、若者のひきこもりという問題について、そしてひきこもりケースにみられる家族状況、家族支援の考え方などについて考えてみたいと思います。

2.ひきこもりケースの現状

1.はじめに
2.ひきこもりケースの現状
3.社会的ひきこもりの精神医学的背景
4.社会的ひきこもりの文化・社会的背景
5.ひきこもりと家族
6.「橋渡しシステム」としての家族
7.家族支援の考え方と「自立を支える」こと

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