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No.7 青年期のひきこもりと家族

山梨県立精神保健福祉センター・山梨県中央児童相談所 近藤直司


2.ひきこもりケースの現状

 最近3年間に山梨県立精神保健福祉センターで受け付けた相談ケースのうち、初回相談の時点で「社会的ひきこもり」が6ヶ月以上に及んでおり、相談・支援の経過中、本人が1回以上来談した青年期ケース(16歳〜35歳)は24件ありました。男女比は男性19件、女性5件で、平均年齢24.4歳(17歳〜34歳)、ひきこもりの期間は平均3.9年間(最短6ヶ月、最長15年)でした。最終学歴は中学校卒9件(高校中退3件を含む)、高校卒10件(大学中退3件を含む)、専門学校・大学・大学院卒5件、就労経験は「全く就労経験なし」9件、「アルバイト・パートなど短期の就労経験あり」13件、「1年以上の就労経験あり」2件でした。

3.社会的ひきこもりの精神医学的背景

1.はじめに
2.ひきこもりケースの現状
3.社会的ひきこもりの精神医学的背景
4.社会的ひきこもりの文化・社会的背景
5.ひきこもりと家族
6.「橋渡しシステム」としての家族
7.家族支援の考え方と「自立を支える」こと

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