ご挨拶日本精神衛生会とはご入会のご案内資料室本会の主な刊行物リンク集行事予定

No.10 不況に伴う社員のメンタルヘルス

日本大学亀山晶子 坂本真士
株式会社博報堂 佐久浩子
イラスト 浜田真里


ソーシャル・サポート

米国の国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health;NIOSH)による職業性ストレスモデルによると、職場のストレスの発生には仕事のストレス要因に個人の要因(年齢、性別、性格傾向、ストレス対処能力など)や仕事外の要因(家庭や居住地域での出来事)が加わることで生じるとされます1)。そして、職場のストレス反応及びストレスによる疾病を抑える要因(緩衝要因)として働くのが、周囲の人々から得られるソーシャル・サポートです(図1参照)。このソーシャル・サポートが得られるような職場が望ましい職場だと言えます。

信頼の低下による認知的なサポートの減少

はじめに
職場の人間関係の変化とメンタルヘルス
ソーシャル・サポート
信頼の低下による認知的なサポートの減少
不況による社員同士のつながりの減少
社外での自由時間の充実とメンタルヘルス
自由時間の使い方(ストレス対処行動の観点から)
会話・交際
終わりに

ご挨拶 | 日本精神衛生会とは | ご入会の案内 | 資料室 | 本会の主な刊行物 | リンク集 | 行事予定